救急車のこと②

「救急車を呼んでもらえませんか?」

その後、担架に乗って部屋を出るまでが
どのくらいの時間だったのかはよくわからない。

救急隊員にバッグと服を持つよう言われ
(ホテルのパジャマ姿だったため)
出口に掛けてあったコートを指差し
→これが後ほどとっても重要なことに。
ホテルを後にしました。

救急車に乗ると
名前、生年月日、血液型、既往症とか色々聞かれました。
熱、血圧やら酸素なども色々図ってくれたが
大変なのはそこから。

受け入れ先の病院が見つからない。

まずは聖路加病院に電話。
救急隊員が名前、生年月日、既往症から
現在の状況、血圧値とかさっき聞かれたこと
等々を伝える。
それだけでもそれなりの時間を要すのに
病院の回答は
「1時間から1時間半待ちです」

次の病院をあたる。
次は昭和大学病院(そう聞こえた)。

また初めから説明をはじめて
全部話し終えた後に
「無理です」との回答。

この時思いました。
「病状によってはこの時点で死んじゃうな」と。